2010年 09月 18日
小田原市制70周年記念事業 清閑亭 現代能面狂言面三人展
清閑亭 現代能面狂言面三人展
高津紘一 伊藤通彦 岩崎久人
小田原と能楽の縁は深く、その1つに「太閤能」があります。
太閤能とは、能好きで知られる豊臣秀吉が、自らの業績をたたえるために作らせた能です。その中の一曲に『北條』と呼ばれる能があります。この曲では、北条氏政の霊が自らを降して天下統一を成し遂げた秀吉の治世を祝い、成仏していきます。
太閤能は長らく上演されませんでしたが、平成2年に『北條』が復曲されました。その際、氏政と秀吉の面を打ったのが、高津紘一師でした。
今回は、高津師をはじめとする、現代を代表する面打師3名の新作を展示します。
その舞台となるのが、小田原邸園交流館・清閑亭です。
清閑亭は、明治末年に、旧福岡藩主直系の黒田長成侯爵の別邸としてつくられました(国・登録有形文化財)。100年あまりの歴史をもつ和の空間で、能狂言面の幽玄な味わいを、心ゆくまで御堪能ください。
■開催期間
10月2日(土)~10月11日(月・祝)
■開館時間
11時~16時
■入館料
500円(中学生以下のお子様は200円)
by machien1
| 2010-09-18 17:03